地域を持続させるとは、
「過去(先人たち)」から引き受けた
「今(自分達)」の命や社会を、
「未来(次世代=子どもたち)」につなぎ引き渡すことです。
そのために私達が必要だと思うことが2つあります。
1つは、私達のまちの未来を担う子どもたちという宝物が、夢と希望を抱けるまちを創ること。
もう1つは、予測困難と言われているこれからの厳しい社会を担う子どもたちに、たくましく生き抜く力を身につけるサポートをすること。
それを実現させるために、学校、行政、NPO、企業・団体、町民など、地域が一体となって結びつき、それぞれの強みを活かし、弱みを補い合う協働体制で推進しているのがうらほろスタイルです。
この事業は、町内の小・中学校で行われる「ふるさと学習」「キャリア教育」を軸として、地域性あふれる様々な学習活動=「うらほろスタイル教育」を展開。地域総ぐるみで子どもたちの学びをサポートし、浦幌に今あるものの価値を見つめ直します。
この事業は、町内の農林漁家で民泊体験学習を実施。第1次産業や「食」「命」の価値を再認識し、「大切な地域に住んでいる」という気付きによる自信と誇り、「地域に大切されている感覚」を育みます。 町内の全小学5年生が対象。総合的な学習の時間で実施されます。
浦幌の魅力や価値に触れ、子どもたちの、「こんな町になったらいいな」という想いや願い、「町の活性化のためにこんなことをしたらいい」という夢がつまった町への提案や企画を大人たちの手で実現するために、町民有志のワークショップなどを実施します。
高校がない浦幌で9年間のうらほろスタイル教育を受けて町外の高校へばらばらに進学しても、浦幌で活動するために高校生たちが自ら結成したのが「浦幌部」です。この事業では「浦幌部」の主体的な活動のサポートと、そんな彼らにキャリア探求プログラムを提供します。
うらほろスタイル教育を経験した最初の世代が成人を迎えた時、「浦幌に住み続けたいけど、仕事がない」という切実な声があがりました。この事業では、浦幌の子どもたちや若者が将来も浦幌に住み続けるために、新規事業を生み出し、魅力ある雇用機会を創出します。